「この道しかない」と知らないふりをすることは無理、というか無意味。「他の道」を知ることの大切さ

「この道しかない」と知らないふりをすることは無理、というか無意味。
「他の道」を知ることの大切さ

多数とされている狂信的世論をまえに、言葉が思い浮かばない、言葉がでてこなかった状態でありましたが、一夜明けて、「信託」「圧勝」という馬鹿げた無意味な言葉の羅列を目にしたおかげで、「信託はしていない」という言葉を語ることができました。それにしても、世論はどの政策も不満をもつと答えていながら、安倍の「この道しかない」とする運命共同体に委ねているという特攻隊のようであります。それにたいして、かんがえるべきは「他の道」。これは端的に、信頼できる「行いやすい道」のこと。例えば消費税引き下げ、原発廃止、労働基本権の平等主義、への道に依るときだとおもいますが、残念ながら、アメリカ軍の爆撃等を手伝うために世界地図のどこにあるか指し示すことすらできない貧しい国を破壊する集団的安全保障などが典型ですが、どんどん「行いやすい道」とは正反対の方向へ突き進んでいますね。軍国主義の圧力があるとしたら、やはり警戒すべきは、この軍国主義の方向と全体主義の方向とが一致してきたことではないでしょうか。絶望的に、すごい勢いで政治家の言葉が流通していくせいで、言葉そのものにたいする偽善を感じる「明るく笑顔の」人々が増えていくのだろうと懸念しますが、その場合に孤立しあった人々がどこで言葉への信頼を見出すか、ですね。とにかく、国がうまく行かないときは「他の道」を考えてみること。人々に呈示する議会主義が決定的な機能停止に陥いったこの時代に、ー一政党が過半数の議席を独占するという事態でありますがー、何ができるかと。生憎「圧勝」してもアベノミックスを続けていけば事態が酷くなる一方で、聞く耳をもたない者に安倍の政策がいかにダメかを指摘する必要もないくらいほどになっていく可能性も。「他の道」が消滅したわけではないことを繰り返し語るしかないだろうとわたしは自分のためにかんがえています !