エズ Ezeの前に、永劫回帰の思想はあったはずですが、これを詩で書くというニーチェの構想が誕生したと思います

ニースNiceの海の色は空のと同じ。エズ Ezeの前に、永劫回帰の思想はあったはずですが、これを詩で書くというニーチェの構想が誕生したと思います。地平の曖昧な境界からも、夜空を覆う深い青からも、深い詩的な印象をえました。ニースにきたルノアールも皿の中に、図柄を覆う色として使っています。青といえば、マチスの切絵の色。今回ロンドンのテートモダンでの特別展で実物を見てきましたが、戦後のイブ・クラインとニキの表現に、このマチスの人間的の青を超えていくものを感じました。旅の途中でパリで珍しく現れた巨大な虹の内部の中から、ニースで見たような青が。私の中に向かって繰り返された、私をとらえて離さない、そんな青を学ぶ旅となりました。パリオペラ座では、「トリスタンとイゾルデ」を観劇。オペラの中で、Peter Sellarsによる実験的な映像表現をみることができました。かつてかれはゴダールとも仕事をしていたので、大変勉強になりました。芸術の学びに終わりがありませんね