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内在性の平面の、最もはかない瞬間こそが、華々しき過去を持つ。そこに行くのに永遠にかかるはずだったのに。他の身体が身体に介入するとき、魂と愛が出会うとき、可能となったのだ

ドウルーズ

ドウルーズはプルーストを語るところで、左翼は言説のたたかいで振動する必要を訴えていた。問題は、その振動が大きければ大きいほど、常にそれと同じ大きさをもつ対抗言説の振動にキャンセル・アウトされてしまうということ。そうして結果的に振動していな…

17世紀

近世というのは、たしかにもはや中世ではないが、まだ近代も始まったばかりで、喩えると、何かこの入り口感は、私の一番好きな時間帯、白紙の本の如きスクーンの記憶がかろうじて残る映画上映の最初の十分ほどの所であろうか。ほかならない、この時期帯は、…

「弁名」ノート‬ No. 13 ( 私の文学的フットノート)

「弁名」ノート‬ No. 13 ( 私の文学的フットノート) 思想空間とは、外部にたってみないと、同一性が消えたり現れたりすることの繰り返しがみえてこないような、変化を本質とする言説の空間である。江戸の思想空間がそういうものであるが、たとえば、‪「性に…

21世紀の「教育勅語」はいかに読まれているのか

明治の国家日本の天皇が臣民(国民)に教育を与える体制は、明の皇帝が臣民(官僚)に学問を与える形を完成させたようにみえる。色々と起源さがしが始まっているようだけれど、そこで考慮しておかなければならないのは、差別を生み出す「教育」そのものが国家を…

ポエムはあるけど、詩はあるだろうか....‬

アイルランドの写真を整理していたら、過剰な言い方かもしれないが、あちらでは、反対に、詩人は多く、何かナショナリズムが私人をゆるさない所があるらしく、私人が少ない、ジョイスがこの点をついていた。こちらはどうだろうか?こんな呟きを書いていた。…

極右翼

極右翼は人類が獲得してきた権利をだいなしにしようとしています。その極右翼の政府が極右翼の学校を作っていると書いた海外新聞の記事はショックです。海外から極右翼と指示してきているものを、いつまで「保守」ということばで曖昧にすることがゆるされる…

文化

フランス人はドイツ人を理解するためには音楽しかない。ドイツ人はシェークスピアを読めばイギリス人を理解できる。戦争を避けるために、他の国民が日本人を理解できる文化は何か? 他のアジア諸国の経済のこと、また地球環境のことも考える必要があるし、も…

「書く」と「信じる」は外部に存在する

信というのはこれを理性の内部に位置づけられない。カントと仁斎はこの点で非常に似ている。信を理の中に位置づけることもできよう。ただそのときは、強力な同一化が働いていることも見逃せない。同一化の近代から、イコール声も、イコール壊れない起源、な…

グローバル・デモクラシー

TPP不成立、括弧つき日米「同盟」。トランプ政権出現で完全敗北の安倍政権。森友学園的なものを棄てさせれば日中関係回復のチャンスか。グローバル・デモクラシーが始まるために (追記) 中国、韓国、朝鮮、台湾、日本は、安倍からはじまった歴史修正主義者に…

「私人」か「公人」か?

「私人」か「公人」か?いくら「私人」の立場を主張しても総理大臣の名で参拝したらそれは公式参拝を意味していることだし、同様に、「私人」の立場を強調しても、私学パンフレットに「総理大臣夫人」という肩書きを示したら誰がみてもそれは「公人」を意味…

政教分離

「私人」の立場を主張しても総理大臣の名で参拝したらそれは「公人」の参拝である。小泉(元)首相の"おれの人権"の主張は政教分離の原則を無意味化した。伊勢サミットの安倍首相からは、「公人」でも「私人」でも、伊勢と靖国は「文化」だからここに来ること…

「アンチ・セミティズム」

‪なんとトランプのアメリカで、アンチ・セミティズムの動きが起きているという大変憂慮すべき事態が報じられる。ところでこのアンチ・セミティズムの語について、アインシュタイン、彼が時々言及していたスピノザ、またマルクスやフロイトなどコスモポリタン…

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 12 ( 私の文学的フットノート)

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 12 ( 私の文学的フットノート) ‪「祖述」とは何か?2500年の時間をもって、テクストがテクストを読む。「仲尼堯舜を祖述し、文武を憲章す」とは『中庸』の言葉。朱子はこれを注釈して、「祖述とは、遠くその道を宗とし、憲章とは、近…

左系スピリチュアル

近代国家からの民衆の言語の解放をいう一方で靖国公式参拝を認めるという左か右か分からん知識人が右であるように、脱イデオロギー化した左派スピリチュアルも安倍の家庭内国防大臣

「ゆるふわ系愛国」

学生時代に中曽根内閣に抗議することなく当たり前に過ごしていた、異常と呼ばれても仕方ない私の世代、現在社会の中核を占めるこの世代から出てきた「ゆるふわ系愛国」。恥ずかしい

思想は可能か?

柄谷行人がやったように哲学を世界史に依存させる問題は、日本思想を古代に遡ることの問題とパラレルなのだ。「日本書紀」「古事記」が書かれたのは何故か?そこに遡るときは、中国知識人と朝鮮知識人、そしてこの両者が育てた日本知識人を切り離してはいけ…

アッキード事件とはなにか

"アッキード事件"とは何か?それはネオリベのグローバル資本主義の時代の事件である。エリート達は国の力を利用することによって、"貴族"集団による強奪と呼ばれても仕方ないような露骨な国有財産の私物化を堂々と行なっている。"アッキード事件"に対する抗…

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 11 (私の文学的フットノート)

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 11 (私の文学的フットノート) ‪徂徠にとって、道の規範性と道の原初性・歴史性は切り離してはいけない。「道の規範性をいうことは、規範性の由来を規範の根源性なり原初性に求めていくことである。」道について考えていくと、原初性…

論語

「知を好めども学を好まざるは、その蔽や族なり」(陽貨第十七第7章)。ここで「賊なり」は損なうちいう意。つまり学をともなわない知は弊害であるといわれる。今日われわれは、一見すると文化的営みが盛んに行われることによってパラドクスとして生じる、人間…

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 10 (私の文学的フットノート)

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 10 (私の文学的フットノート) ‪ 中国でもっとも自由な言論が活発に起きたのは、辛亥革命後の短い期間と百家争鳴の時代だったと指摘される。思想闘争が生じたからといって思想の多様性を生み出すことになった、それぞれの道を切り離し…

西田幾多郎「場所的論理と宗教」

西田幾多郎「場所的論理と宗教」(1945)の冒頭で、「哲学者が自己の体系の上から宗教を捏造すべきではない」という。外部の思考をいうこの画期的な視点は最後まで貫かれているか?信は理性の内部に位置づけられてはいない。外部的にそこに依るならば、どちら…

寸劇

寸劇 赤坂飯店 安倍「さあ、たらふくご馳走を召し上がっったマスコミの皆さん、このでんでん布で貴方達のお口を塞ぎますよ〜」 官邸キャップ達「言論への不当な圧力だ!」 麻生(鍋底から)「何を調子のいいことを言ってんだ...」

共謀罪

「テロ」表記法案になし 「共謀罪」条文判明 ここまであからさまなことを!?だが内閣の不支持が増えないとしたら、騙されたと気がついても、安倍首相が行く伊勢、靖国になんとなく希望をもっているから?野党が頑張っても再び彼らの理性の合理的な言葉を聞…

西田幾多郎

西田幾多郎「場所的論理と宗教」(1945)の冒頭で、「哲学者が自己の体系の上から宗教を捏造すべきではない」という。外部の思考をいうこの画期的な視点は最後まで貫かれているか?信は理性の内部に位置づけられてはいない。外部的にそこに依るならば、どちら…

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 9. (私の文学的フットノート)

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 9. (私の文学的フットノート) どの時代も、多様性と同一性は切り離すことができないのだろう。全体としてみると、儒者たちの江戸思想は同一性よりも経験的多様性を重んじていったという。江戸思想はいかに原初的テクストを読むのか?…

<漫画>西田幾多郎?

アジア居酒屋で聞いたら思想家の仕事を漫画で理解する若者が結構いるの?それならばと、<漫画>西田幾多郎を描いてみたがとても無理。でも<解体>西田幾多郎のヒントを得たかも

論語塾

毎月第4週の土曜日は‪「論語塾」(子安宣邦氏)である。一昨日メモした大変興味深い話題を箇条書き的だけれど一応整理しておこうとおもう。‪本質的平等性は日本思想の重要な問題である。仏教はこれをもっている。しかし市民の平等性をいう主張は、石田梅岩の例…

アイルランド

‪英国EU脱退はアイルランドになにをもたらすのか? アイルランドといえば、EUの中の"アメリカ"。この国のあり方ほど、"曖昧な本質"はないだろう。『フィネガンズ・ウエイク』のHere comes everybodyとばかりアメリカのというナショナル・アイデンティティが…

多様性と同一性

どの時代も、多様性と同一性は切り離すことができないのだろう。全体としてみると、儒者たちの江戸思想は同一性よりも経験的多様性を重んじていった。江戸思想はいかに原初的テクストを読むのか?関係は同一であり得ない。多様性は、テクストの書記的読みに…

フーコ

ヘーゲルとマルクスは、カントがヒトに書いた理念性の上に、再びモノを語るー知を体系化する為に。この「精神」と「労働」と同じ大きさをもったフーコの本は初めて曖昧なモノを書く

ジョイス

ジョイスの「自分で決めた亡命」とは、帝国イギリスと同じ大きさをもった自己の英語を、アイルランド(妻ノラ)と共に、アドリア海の都市トリエステに持ち出したことを意味していた

ゴダール

ゴダール映画史は20世紀歴史と同じ大きさをもったスクリーンがある。ゴダールが究極的に依拠するものをそこに投射しないのは、カントが理の内に信を位置づけないのと同じである

鈴木清順

鈴木清順は綺麗な場所で死ぬのが究極の欲求だと倫敦の聴衆に告げた。国家神道の帝国につき従ったら結局沈没されて放りだされた南の海で鮫に食われるだけになったとき、何でこうなってしまったのかと笑いが止まらなかったという

近代

武士政権の江戸時代、為政者の政治を批判する自由はなかった。その代わり権力者は間違ってはいけないと道徳的に批判された。民を安心させているか、と。比べると、近代は政治を批判する自由はある。だけれど為政者は間違いをやめようとはしない。最悪なのは…

イギリス

女王は間違いを犯さず賠償責任も発生しないとされるが、これにはだれでも違和感をおぼえる。しかしだからこそ権力者は絶対に間違ってはいけない責任がある。(そうでなければ公平ではあるまいということか)。17世紀の極端へ行ったラディカリズムの経験、政治…

英語

‪英語なんかはコミュニケーションの手段としか思っていないのであるが、厄介なのは、イギリスで英語を直されるときなーんか道徳的に責められている感じがある。アイルランドで、正されたイギリス英語で流暢に?話すと、ナショナルなものの視線、沈黙の視線に…

江戸思想

‪江戸思想というのは、思想地図。分解可能(貴族・寺社の学問の独占が崩される)、連結可能(徂徠の方法論と宣長の方法論)、反転可能(過去の原エクリチュールからの眼差し)、変更可能(篤胤の救済論的国学的宇宙論)、様々な逃走線(仁斎の人類的国内亡命の場所、…

本居宣長

‪漢字で表記された漢文テキストの「古事記」は「漢文のふり」で読まれてきたが、その「古事記」を宣長は日本(やまと)の「古語のふり」で読むべきだと言う。称えられた原エクリチュールが指示した死後は、「きたなく悪しき黄泉の国」であった。「神道に安心な…

林達夫

奴隷にするな!と言いたいと思います。「軍国主義と愛国心の世界」というよりも、林達夫の言葉をひきます。「子供に関するヒューマニズムというものが若し唱えられてよいとするならば、それは子供をいわゆる『子供の世界』の奴隷にしないように先ずそこから…

ヘイトスピーチ

例の学園がこだわりを示す「日本の伝統」とは自民族以外は嫌いと公言するヘイトスピーチ?恥ずかしいが、「逞しい知識人」とやらの自己啓発本もギリギリ危ないことしか喋っていない

アメリカ

‪ 歴史は繰り返される。一度めは悲劇として、二度めは茶番(ファルス)として。米国とロシアの接近に危機感をもつ歴史が反復する。嘗てのマッカーシズムの悲劇と現在のトランプの茶番 Hegel bemerkt irgendwo, daß alle großen weltgeschichtlichen Tatsachen …

デリダ

ジョイス「ユリシーズ」に風神アイオロスの名を与えられた挿話がある。現代ジャーナリズムが風の譬喩となっている。ブルームがHello?と呼びかけ、人間違いかもしれないがそんなことは構わず、偶然に、モーリーがYes、Yes、Yesと答える。その間に、なんと何…

吉田松蔭

安倍首相は「学園には私より吉田松陰先生の名前のほうがいいのではないかと言った」と言う。戦前国民を心から洗脳したこの「テロリスト」の名を勧めた事実が一番問題とされるべき 安倍首相は国家を作り直そうと一生懸命だ。学園に戦前国民を洗脳した吉田松蔭…

ベルグソン「創造的進化」

‪ベルグソンは、ヘーゲルの近代にやっつけられたくないとおもうときに読んだらいいですかね。私の周りでは生の哲学の評判が頗るわるいのだけれど、「全宇宙を創造的進化の過程」について言われているようなことは、40年前ぐらいから、20世紀映画史ー究極的…

何をすべきか?

私は何をすべきか?対他的方向性を包摂しきった全体化の果てに、人間は自己の内部において切り離してはいけない他者と向き合うとき、人類に立つ他者(普遍)と交渉するチャンスは?

教育

この国は生まれに関わりなく教育によって等しくなるから「日本すごい!」と教えられてきた。だが本当にそうか?近代国家は教育によって差別を作り出していく体制ではあるまいか

グローバル・デモクラシー

‪一見恰も過去の言説を繰り返すけれど、グローバル資本主義に対抗する社会民主主義は、初めて言われるアジアのグローバル・デモクラシーの方向なのである。ヨーロッパにおけるデモクラシーと同様に、新しい普遍主義を探しているが、非常に悪い形に絡みとられ…

「弁名」ノート‬ No. 8. ( 私の文学的フットノート)

‪‪‪「弁名」ノート‬ No. 8. ( 私の文学的フットノート) ‪聖人の制作になる諸名辞の‬ ‪なんと大きいことよ‬ ‪儒教言説で読み解く世界の‬ ‪なんと小さいこと ‪「朱子にあって道とは内なる道理であり、外なる秩序であり、人の内外を貫く規範である」「道路とい…

「世界史」という幻想

「世界史の構造」は戦争による解決の話で溢れるが、民主主義に言及されることが少ないと思います。私の印象だけでなく、この翻訳を読んだイギリスの評論家もそういう点を指摘した上で書評を書いていました。誤解と悪影響でか?言論界に、ナポレオン歴史修正…